こんにちは!
東京・北陸金沢でリトリーブサイコセラピーという
心理療法で心に安心感を育てるセラピーをしています。
心理セラピスト 垣内満寿美です。
この間のお休みはゆっくり自宅でゴロゴロしておりました。
仕事して、本読んで・・お昼寝して
あっ・・・仕事してますねwww えへっ( *´艸`)
あなたはお家は好きですか?
私は、20代前半家にいるのが嫌で嫌で、いつも夜遅くまで遊んでいました。
家に帰るのは夜遅く・・・休みの日は絶対にどこかに出かけていました。
今は引っ越してきたこのお家はとても気に入っていて、
自分の好きな物や、過ごしやすい落ちつく
レイアウトにして、お家で1日過ごすことも
全く苦痛ではなくなったんですね。(^-^)
出張に出ても、早くお家に帰りたいな~と
思うようにもなりました。
安心を感じるには、一人がいい
今日は、 「安心を脅かされると回避行動を取る」というお話です。
この人といるとホッとするな~
この場所は居心地がいいな~
ここにずっと居たいな~
そんな風に感じたことは1度か2度はあるかな。と思います。
そして、その時自分の心の中はどんな感覚ですか?
穏やかな気持ち
ホッとする感じ
落ち着く感じ
この感覚は、自分自身で安心を感じている感覚だと思います。
この体感がない人は誰といても、どこに居ても落ち着きません。
ソワソワしたり、ザワザワしたり・・・キョロキョロしたり。
唯一安心できるとしたら、一人の時かもしれません。
それは、誰にも邪魔されない。攻撃されない。危険がないからです。
と、いう事はいつも脳と身体は危険を察知できるように緊張している状態。
緊張状態と安心している状態は同時には感じることはできませんよね・・・
そして、いつも緊張状態の人はこんな風に感じていませんか?
・何か言われたらどうしよう
・なんか責められる気がする
・自分は上手くできているのかな?
・上手く話せているかな?
・時間には遅れてないかな?
・計画通りに行っているかな?
何かあったらどうしよう!という気持ち。
この気持ちがあると、いつも身体は戦闘態勢になります。
安心したのもつかの間、何かあった時にすぐに行動できるように対処できるように
しておきたいのかもしれません。
それを唯一感じなくていい時は一人の時かもしれませんね。
そうなると、一人になりたい。
誰にも邪魔されたくない。
一人が楽・・・と人と関わることを回避していくんです。
一人はいいけど、一人はさみしい
この方も、その一人。
Mさん、30代の都内に住むOLさんです。
仕事をしていても、友達といてもいつもビクビクしてしまう癖があり
唯一、ホッとできるのは休みの日。
自宅で好きな映画を観て、お茶を飲んで過ごすのが日課。
そして、日曜日のサザエさんが流れると「明日も仕事か~」とつぶやくのです。
Mさんは、人と接する事が実はとっても怖いんです。
そんなMさんは18歳で東京に出てきてから、実家には一度も帰っていません。
それは、家が大嫌いだったからです。
Mさんは、3人兄弟の長女。
両親は共働き。お父さんは毎晩お酒を飲んで帰ってきます。
お母さんは、仕事・家事・子育てと大忙しなので、兄弟の面倒はMさんが見ていました。
そして、決まってお父さんが帰宅すると毎晩夫婦喧嘩。
お母さんはMさんにいつもこういいました。
・お姉ちゃんなんだから、ワガママ言わないで!
・ちょっとはお手伝いしなさい!
・あの子達(兄弟)の面倒を見て!
・お母さん忙しいのわかるでしょう!
・どうしてお手伝いしてくれないの!
・なんでそんなこともできないの?
・わたしの手を煩わせないで!
・勝手なことして!迷惑なの!!!!
Mさんは、自宅に帰れば兄弟の面倒を見て、お母さんのお手伝いをして・・
自分が遊びたいのも我慢。
自分のしたいことも我慢。
そうしないと、お母さんからいつも怒られるからです。
お母さんの手を煩わせないようにしないと怒られる。
迷惑かけたら、怒られる・・・・・ずっとそう感じていました。
そして、夜は毎日夫婦喧嘩。
お母さんとお父さんの言い合いが止まりません。
大きな物音・怒鳴り声・・・
そして、泣き出しそうな兄弟に「大丈夫だよ~」と声をかけてなだめる。
そんなMさんは、家にいるのが嫌で嫌でたまりませんでした。
でも、自分には帰る場所はここしかない。
どこかに行ってもここにしか居場所がない。
だから、自分でお金を稼げるようになったらこの家から出よう!
ずっと小さな頃から決めていたんです。
そしたら、誰にも邪魔されない。誰にも迷惑かけない。
自分は自由になれる!そう信じてきました。
ですが、社会に出て働き始めると
新人時代はわからないことばかり、失敗もしますよね。
その度に、迷惑をかけた。怒られた。どうしよう・・・・・・
ちゃんとしなきゃ。ちゃんとしなきゃと毎日何かに追われる毎日。
会社の人に食事に誘われても、楽しそうにしないといけないんじゃなか?と
そんなことばかり考えて、楽しいよりどんどん苦痛に・・・
そのうち、一人が1番いい。
人に気を使わなくてもいい。一人が楽。
そう思う反面、とっても寂しい気持ちでいっぱい。
時々、お風呂で涙を流していました。
そして、どんどん鬱っぽくなっていきました。
自分を抑えるのが、自分の生き方
Mさんは、一人でいれば安心できる。
一人でいれば、攻撃もされない。心配事もないそう思っていました。
そして、人との関わり方が分かりませんでした。
それは、幼少期自分の気持ちを我慢してずっと自分を抑えてきたからです。
それが、Mさんの生き方になっていました。
イヤな家を飛び出して自由になったはずなのに
頭の中は
ちゃんとしていたら怒られない
ちゃんとしていたら迷惑かけない
人との関わりはちゃんとしないといけない
それは、Mさんにとって苦痛でしかなかったのです。
そして、この気持ちを人に話せません。話す相手がいません。
人に話していいのかも・・実はわかりませんでした。
だれも、幼少期からMさんの気持ちに耳を傾けてくれなかったからです。
いつも親の気持ちを受け取るばかりで、誰もMさんの気持ちには
気づいてくれませんでした。
コミュニケーションは子供は親から学びます。
人との関わりを子供は親から学びます。
その学びを、自分の世界で広げていくんです。
でも、心にブレーキがかかると
広げるどころか、どんどん関わる人が増えれば増えるほど
Mさんのように、「ちゃんとしないと!」が
強くなります。
これでは、一人を選ぶ方が安心という感覚になっていきます。
それは、とてもとても狭い世界なのです。
そうなると、結局は自分の心の中に自分の気持ちを
納めていくしかありません。
本当は、人が怖い。
迷惑かけるんじゃないかと怖い
ちゃんとしないと怖い
そして、寂しい。
悲しい。
いつも私は一人・・・
そんな気持ちをずっと抑え続けているんです。
その気持ちが、時々お風呂で溢れ出していました。
自分の気持ちを聞くこと
幼少期の虐待・ネグレクト
そして、両親の喧嘩(面前DV)はトラウマになることがあります。
息をひそめて我慢して、この時が過ぎるのを待つ。
本当は怖くてたまらないのに、人に助けを求めることも
できない状態は、子供にとって過酷な状況です。
その時の怖さや悲しみ・辛さをずっと抱えている事が
人と関わることが怖いことに繋がっていたり
人に話せない
ちゃんとしないといけない
とにかく人と関わることが恐怖なことを避ける為に
一人を選んでいるかもしれません。
本当の気持ち、自分に聞いた事ありますか?
自分の気持ちに耳を傾けていますか?
自分の気持ちを抑えてしまうことなどは
家族連鎖やダブルバインドも関係している事があります。
まずは、こころの仕組みやどうしてこんなに自分が苦しいのか?
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