こんにちは。
東京・北陸金沢でリトリーブサイコセラピーという
心理療法で心に安心感を育てるセラピーをしています
垣内満寿美です。
ご無沙汰のブログとなってしまいました(-_-;)
緊急事態宣言が解除されて、いつもの日常に戻りつつありますね。
そして、今年も来ました梅雨入り!
コロナの影響もあるので、今年はマスクを着用して歩いているのですが
汗をいつもの2倍くらい出てくるのは気のせいなの?w
ジメジメなお天気が続くと、洗濯物の乾きもジメジメ・・・
今年は除湿器を購入しようかと今、悩んでいます。
梅雨時期の選択問題、どう解決したらいいですかね?
なにか、いい方法があれば教えてくださいね(^-^)
両親の不仲が起こすトラウマ
セッションを受けに来られるクライアントさんの中で
「音に敏感な人」がいます。
・大きな音が怖い
・大きな声が怖い
・大きな怒鳴り声が怖い
まぁ、大きな音は誰でもびっくりはしますが
過剰に反応してしまい、胸のドキドキが止まらない。
手に汗をかく。身体がブルブル震えてしまう。
など・・・・
本当は、パニック状態なのに一生懸命抑えて耐えている人がたくさんいます。
こういう人の多くに「面前DV」を経験してきた人がたくさんいます。
・子供の前で配偶者に罵声を浴びせる
・配偶者に対して暴力
・夫婦で激しく言い争いをする
・夫婦喧嘩によって、割れた皿や壊れたものをそのままにしておく
子どもの心を言葉や行動で傷つける「心理的虐待」が、2017年度までの5年間で3倍に増え、
同年度の虐待の総件数の半数を超えたことが厚生労働省の調査でわかったそうです。
その背景には、子どもの前で親が配偶者に暴力をふるう「面前DV」なども心理的虐待にあたるという
認識が広まっていることも挙げられます。
暴力には言葉の暴力も含まれます。言葉の暴力とはよく聞く言葉ですが、目に見えないだけにわかりにくいものです。
そして、子供は「喧嘩」ということは家族が崩壊する恐怖も同時に抱えていると思うんです。
大切なものを守りたい
子供にも「守りたい」という気持ちはあります。
自分より小さな赤ちゃんを優しくなでであげたり・・・
お母さんが泣いていると、頭をなでる子供とかいますよね?
子供ってよく見ています。
きっと、頭で瞬時に理解する力が大人よりもまだまだ未発達。
目で見たり、耳で聞くことでいま、どんなことが 起こっているのか?
認識しようといつも一生懸命なんじゃないかな?って思います。
子供ってじーっと見るじゃないですか。
目を逸らさずに、じーっと見る。
それと同じで、面前DVを経験してきた人は
「音や声」が怖くても、じーっと聞いている人が多いと思います。
終わるのを待っているのです。
終わる=安心を感じたいからなんです。
でも、すごく怖いんです。
その怖さを我慢しながら終わるのを静かに待っている。
その間、自分の怖さをずっと押し込めていないと辛いし
最後まで終わるかどうかの確認もできないので
変に冷静な自分も同時にいたりします。
人は基本的に「いつも安心していたい」生き物です。
安心を得る為に、何かを犠牲にするとなれば
「自分の怖さ」を抑えることもするでしょう。
そうなると・・・・・・・・
こんなことが起きてしまいます。
抑圧していた恐怖が噴き出す
最初にお話しした
「音に敏感になる」これは、自分が抑圧した
恐怖が出てきてしまうサインです。
そして、焦りや不安が押し寄せてくるのは
過去の映像が音がフラッシュバックしている状態かもしれません。
その感覚が怖いので、抑えようと自分を必死に抑圧するか
喧嘩を止めようとしたり、相手の怒りを抑えようとして
自分を落ち着かせようとしてしまうかもしれませんね。
幼少期の出来事は終わっているのですが
自分の心や体の中では、まだ終わっていないので
そんな風に反応してしまうことがあります。
そして、面前DVを経験してきた人の中で多いのが
「家族が壊れる恐怖・大切なものが壊れる恐怖」と
「自分の気持ちを感じる恐怖」を同時に抱えている人が
多い様に感じています。
自分はとっても怖いのに、守ってもらえなかったこと
コワイ気持ちを吐き出せなかったこと。
そして、このままこの状態が続くと家族が壊れるのではないか?という
恐怖が連動しているので、
人の喧嘩、人の機嫌、人の顔色にとても敏感です。
いつも聞き耳を立てて、見ていないと不安なんですよね。
Kさんは子供の不仲が気になっていたんです。
まぁ、お子さんも思春期なので兄弟が折り合いが悪い時期って
どうしてもあると思うのですが・・・
いつも心はソワソワしていて、子供の顔色や
いまどんな気持ちなのか?をいつもいつも気にして
家族の中を平和に保とう・保とうと無意識にする感覚がありました。
幼少期の面前DVの場面と長女であるKさんは兄弟を守る為
必死で自分の気持ちを抑えてきていました。
その部分が娘さん達の状況とリンクしていたんですね。
長女だと言っても、子供なんです。
子供なりに、家族を守ろうと必死にかんばってきたKさん。
コワイ気持ちをひた隠しにしてきたことで、自分を保ってきたんだと思います。
自分が怖い~!とパニックになったら大事な兄弟を守れないからです。
自分の感情を切ることで、ずっと大切なものを守ってきたんです。
そんなKさんからこんな変化のご連絡を頂きました。
家に帰ると、相変わらず娘たちは黙っていました。
いつもの冷戦状態だったのですが、私の中で、「何とかしなきゃって」なりませんでした。無理やり平和にしようとする感覚が起こらなかったんです。自分を消して、守ることではなく
自分を感じても守ることができると腑に落ちました。
トラウマを扱ったことで、心の変化が起き
娘さんを見守れるようになったとの嬉しいご連絡を頂きました。
トラウマは専門家に丁寧に扱ってもらうことが必要なので
ぜひ、パニックの症状が出ていたりする方は
専門家の手を借りてくださいね。
ではでは~ 今日はここまで!
リトリーブサイコセラピーは自分を取り戻すセラピーです。
大切な命の連鎖を、辛い・苦しい連鎖を終えることは
自分が自分を取り戻して、自分を生きること。
リトリーブサイコセラピーは過去の親子関係を取り扱いますが
未来クライアントさんがどう生きたいか?と未来に向ける心理セラピーです。
わたくし、垣内も東京を中心にセラピーを行っております。
地元の金沢でもセラピーを行っておりますので、北陸の方も
お気軽にお問合せ下さいね (^-^)