こんにちは。
東京・北陸金沢でリトリーブサイコセラピーという
心理療法で心に安心感を育てるセラピーをしています
垣内満寿美です。

 

 

 

 

梅雨に入りましたが、月曜日から昨日までは
夏?!と思わせるような暑いお天気が続きましたね。

 

 

東京は、お日様が出ている日がとても多く感じます。
地元の石川県は、曇りの日が圧倒的に多いんですよね。

 

 

朝早くから洗濯ものを干したり、お布団干したり。
最高に気持ちの良い瞬間ですww

 

 

 

今年の梅雨明けは早いのかな~

 

最近の梅雨時期の雨は、災害レベルになることも多いので
気をつけたいですね。

 

家族の中の役割

 

今日のタイトルは「家族の中の役割」

 

さて、家族というものは一人の人間が何人も集まった集合団体です。
血の繋がり・血の繋がりはなくとも、家族として迎えられたことで
「●●家」という1つの家族が出来上がります。

 

うん、猫ちゃんとかワンコも家族って言いますよね。

 

 

そんな家族の中で、役割というものを担っているのは
基本的には「親」と言われる両親です。

 

・お父さん → 家族を守る

・お母さん → 家族をお世話する

 

一般的には、こんな役割があります。

 

そして、その両親から生まれた子供はお父さんとお母さんに
守られながら、のびのび成長!と言いたいところですが・・・
子供も役割を担われてしまうことがあります。

 

それは、「家族のゴミ箱」です。

 

 

さて。このゴミ箱ってどういうことなのでしょうか?
今日はMさんのお話を元に説明していきますね。

 

 

Mさんがセッションに来られたのは
コロナでの自粛がきっかけでした。

子供達は休校。毎日・毎日子供とベッタリの状態。
最初のうちは、それもそれで家族の時間が持てるので
いいな~と思っていたのですが、
「ママ!ママ!マーマー!」と子供から求められる度に
身体に拒否反応が起こっていました。

今までは、学校などに行っている子供達。
子供と離れる時間が実はホッとしていることに気がつきました。

「求められると、応えないといけない」
この感覚が自粛生活、子供と離れる時間がなかったことで
どんどん苦しくなっていったんです。

 

 

受けいれないと居場所がない

 

Mさんは、求められたら応えないといけない。
この感覚がとても苦しものだと気がついたんですね。

 

子供って「お母さん」を求めるじゃないですか・・
それは当たり前の事だと頭でわかっているのに
身体が拒否する。

 

でも、受け入れないといけないと我慢して応え続けると
そのうち限界が来て、「やめて!」と突き放してしまう。

 

これを繰り返している状態が続いていたんですね。

 

この求められたら応えないといけない。この感覚は
幼少期からずっと感じていた感覚でした。

 

Mさんは7人家族という大家族でした。
おばあちゃんとお母さんは折り合いが悪く
お父さんとお母さんも仲が悪い。

そして、お母さんはいつもいっぱいいっぱいで
大変そう。ブツブツ文句を言いながら家事や育児に追われる毎日。

そんなお母さんはいつも我慢していました。
本当は、思っていること。イヤなこと。たくさんあるのに
全部我慢して、飲み込み続けていました。

 

それは、おばあちゃんに言い返すと
おばあちゃんはパニックを起こして暴れるからです。

お母さんが我慢して、我慢して我慢して・・・・我慢して
イヤイヤおばぁちゃんの言う事をずっと聞き続けていました。

 

 

 

コレ?どうなるか知っていますか?
必ず、その我慢した感情をどこかに吐き出します。

 

吐き出さなかった場合は、感情を抑圧することになるので
「鬱」になることもあります。

 

Mさんのお母さんは、Mさんに吐き出していました。
そして、Mさんがその役割をすることで
兄弟はみんなお母さんから逃げられたのです。

 

 

Mさんは逃げたいけど、逃げられない。
受けいれないといけない。
受けいれないと、この家にはいられない。

 

 

そんな恐怖をMさん自身もずっと抑圧していたんです。

 

 

 

強い者から弱い者に流れる

 

この感覚は、お母さんの感覚そのものでした。

 

お母さんもおばあちゃんに同じ気持ちを持って
逃げられないから我慢してゴミ箱役をやっていたんです。

 

 

でも、飲み込んでいるものは何十年も続くと
我慢の限界が来ますよね?
そうすると、吐き出し口を探します。

 

 

だって、直接相手には言えないからです。

・居場所がなくなる恐怖

これを自ら好んで感じようとする人はいません。

 

 

だからこそ、自分の負の感情を受け止めてくれる人を
人は無意識に探してしまいます。

 

これが、自分より弱い者に行くのです。

 

 

そのお母さんの恐怖や悲しみをMさんは飲み込み続けて
お母さんのバランス役を取ると共に、
兄弟の逃げ道作り、家族みんなのバランスを取っていました。

 

 

そうやって、お母さんとおばあちゃんの問題を
なかったことにしてきたんです。

 

 

子供は、家族が仲良しでいることを願います。
みんながご機嫌でいてほしいと思っているからです。

 

 

 

この飲み込んだ感情を吐き出すことで、
Mさん自身バランス役を降りる決意をしたのです。

 

 

Mさん、このセッションで
今まで苦しかった原因も、生きているだけで疲れる感覚
全てが腑に落ちたと言っていました。

 

あれから、息するのも苦しかったのが、楽になって
身体の力も抜けて、楽になっていますと感想を頂きました。

 

役割を降りることは、とても怖かったと思います。
それが、無意識の生き方となっているからです。

 

ですが、決意したMさん。本当に頑張ったと思います。
そして、相手の感情は相手のもの。
自分の感情は自分のもの。と境界線ができたことで
より、身体が楽になったそうです。

 

 

これから、自分らしく人生を生きていってくださいね。

 

ではでは~ 今日はここまで!

 

 

 

 

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リトリーブサイコセラピーは自分を取り戻すセラピーです。

大切な命の連鎖を、辛い・苦しい連鎖を終えることは
自分が自分を取り戻して、自分を生きること。

 

リトリーブサイコセラピーは過去の親子関係を取り扱いますが
未来クライアントさんがどう生きたいか?と未来に向ける心理セラピーです。

 

わたくし、垣内も東京を中心にセラピーを行っております。
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